ちょうど1週間前、左下奥歯を抜きました。なんでも、むかーし昔に虫歯で神経を抜いた歯の根っこが膿んでしまっているらしく。
4年前にもその歯がうずいたので診てもらいましたが、「薬で散らせるけど、どうします?」と言われたので、そりゃその方が楽だよねと、治療もせず放置していたのでした。
「うーん、もう根っこが腐って溶けてきてますね。抜かないと他の歯にもいたずらしますが、どうします?抜きます?」
どうしますも何も・・・
なんなら4年前に治療しておいてくださいよ・・・
仕方がないので、仕事を退職してすぐに抜歯していただきました。見事に左頬は腫れあがり、痛いしうずくし、しばらくは寝て過ごしましたが・・・
歯は大事にしとかないと、歳を食ってからこういう風になくなっていくんですねえ。
皆様もどうか歯を大切に。
さて前回の続きで、「なぜ私はパートを続けることができないのか」ですが
パートを退職してから色々考えたんです。私はどうして2、3年で辞めてしまうのか。
それは、まずコミュニケーション能力が低いというのが1つ。
誰かと長い時間一緒の空間にいることが耐えられない自分がいて、それは昔からそうで、1人が好き。
誰と話しても、何となくかみ合わないことが多く、小さいころから苦労しました。人の顔色を窺いすぎる癖があるのか、とにかく人といると疲れてしまうのです。
大人になるにつれ、多少は上手くやれるようになりました。
だけどやっぱり、職場というのは、他人と深く関わる場所。どんなに上手くやっても、ボロは出ます。
あとは、飽き性と呼べるのか、諦めてしまう心の弱さもあるかもしれません。
1~2年は、覚えることもたくさんあるし、失敗してもまた成長できると思えるようなモチベーションもあって、気合が入ってるから仕事も楽しい。
3年目。特に何も考えなくてもある程度仕事をこなせるようになり、仕事を舐めるようになって、向上心が欠けてくる。というか、短時間勤務である以上、やれることは限られていて、「私は、ここまでしかできない」という境界線みたいなものを自分で引いてしまう。
職場の人間関係にも徐々に亀裂が入ってくる。猜疑心が芽生える。
理不尽と思えるようなことも増え、だんだん疲れてくる。疲れて帰るのに家事は自分メインでやらなきゃいけないし、これまでなら気合で乗り切れてた親や子供の問題も重く感じるようになる。イライラして夫との関係性も悪くなる。
加えて、人員を極限まで抑えたまま強行されてしまう仕事量とか、求められるスキルの高さとか、ノルマ的なものが、現場の人間の心を疲弊させていくのも一つかなと思います。
周りを見ると、そんな中でも、自分なりにおり合いをつけながら、頑張ってる人がたくさんいます。
異常にバイタリティがあって、動いてないと死んじゃうみたいな人。
自分の仕事に誇りと問題意識を持って頑張ってる人。
なんか頭よくて何でも要領よくラクにこなす人。
割り切って、仕事も家庭も手を抜きつつ楽しんでる人。
専門的なスキルを持っていたり、その仕事が大好きな人。
どれも正解だと思う。
もしかすると、あとほんの少し踏ん張れば、この中のどれかに属することができるのかもしれませんが、その直前でたぶんあきらめてしまうのだと思います。
アラフィフにして、中途半端で、未熟。歯も1本ないし(笑)
でも、3回トライして3回とも同じ結果に終わったということは、私はそういう人間だということで、それもそれで正解かなと思います。
そんなにすごくなくても、そんなに認められなくても、もうどうでもいいではないか。・・・半ばやけくそのような気持ちですが。
私という性格の人間が、自分の立場や環境や状況も含めた上で、納得しながら、楽しみながら働くこと。
そういう、私だけのワークライフバランス。
もうすぐ50歳という、抗えない現実を目前に、ゆっくり見つけていきたいなと思います。